悪質なコンサルティングスクール被害にあった話

クラウドワークスでの接触から地獄の始まり

「クラウドワークス」というのはご存じだろうか?個人が仕事を請け負うことができるネット上のプラットフォームである。

俺はここで何か実績を作れないかといろんな仕事に応募していた。

そこでとあるAI画像生成の依頼に応募したことで、地獄が始まることになった…。

まず依頼に関するやり取りをしていたのだが、その際にAIでの作成に関してレクチャーがあるということで、Zoomでの講習があった。ここで既に違和感があった。AI生成にもかかわらず著作の話が一切なかったことだ。とはいえ、俺も素人に毛が生えたようなものだから話は素直に聞くことにしていた。

その流れで、AIのスクールに関する案内に興味があれば後日またZoomで話をさせてもらいたいということだった。私はどんなものなのか気になったので後日の面談を受けることにした。

契約を急かされた夜

面談ではスクール内容のあらかたな説明を受けてそのプログラムを受けるかどうかの確認という流れだった。この手の高額なサービスは特定継続的役務提供という法律の規制を受ける可能性があると後に知るのだが、当時は知る由もなかった。そこで何度も言われた言葉が「このタイミングで決められないような人は続かないだろうから受け付けていない。」という文言だった。確か。

また、何度も言われたもう一つに「クーリングオフが適応されるんで安心して契約してください。」とのことだった。その場で契約書を送ってもらい、できる範囲で調べたがなかなか要領をつかめず、どうしても一日は欲しいと言ったが食い下がられてしまった。

ここまでにあった違和感だが、

  1. やはり著作権についての話がない
  2. 契約書なんかすぐ読めるわけがないのに急かしてくる
  3. 記載されてる会社がHPは作りこまれていないし事業内容も違う(あとで気付いたが問い合わせフォームから何も送ることができなかった。)

これだけ情報があったにもかかわらず契約を結んだ理由はひとつ。クーリングオフができると何度も言われたからである。プログラム内容のテキストが気になってしまった。好奇心は時に劇薬になる。

九死に一生を得たクーリングオフの申し出

そこで契約を結んだ翌日、まず俺がやったことは「クーリングオフのやり方」だった。なぜかというと、信用が得たかったからというのが一つと、クーリングオフってどういう流れでやるのかが気になったからである。奇しくも問題の原因の一つである好奇心のおかげで九死に一生を得たわけだ。

ここまできたら展開が読めるだろうが答えはもちろん「クーリングオフ適用外の契約」ということだった。

プログラムのコンテンツはWordpressで作られたお世辞にも良くできていないサイトから閲覧できるものであったが、このプログラムの内容もお粗末なものだった。ちょっと勉強してたらほぼ9割知っているようなことしかなかった上に、リンクミスも散見された。

俺は戦う覚悟を決め、すぐにクーリングオフを申し込む為に動き出した。

ここでクーリングオフについて少し、

  1. 事業者契約の場合、クーリングオフは適用されない。
  2. クーリングオフができる場合は契約書に必ず記載しなくてはいけない。

この2つを知っていれば今回の契約は確実に避けることができた。無知はやはりいけない。

消費者センターとの連携

さて、話を戻して、まず何をしたかというと消費者センターへの電話だ。

ここでは、自分の不利になることも含めてすべて事実のみを伝えた。

そこで指摘されたことは、

  1. 契約書に代表者氏名の記載がないこと。
  2. 個人事業主として1円も稼いだ実績がなかったので事業者取引は実態として成立しないこと。
  3. そもそもZoomでの商談は、通信機器を用いた勧誘であるため、電話勧誘取引としてクーリングオフの適応対象となること。
  4. クーリングオフは通知した時点で効力が発生するのですぐに通知書を送付すること。

完全に勝てると思った。正直なところ録音をしていなかったからダメかもという気持ちもあった。高額取引するときは絶対に録音することがほんとに大事

しかしここからが長く、相手は事業者取引だからクーリングオフの適応はできないの一点張りで話が全く進まなかった。

外堀を埋める戦略

俺は幸運にもクレジット決済としていたので、仲介会社が2つあった。決済代行企業とクレジットカード会社の2つである。

特にお世話になったのは決済代行企業「イン〇ォカート」である。多少食い違ったり対応したくなさそうな態度をメールの文章から感じたが、最後まで対応してくれた。とてもサービスの良い企業だと感じた。

クレジットカードはずっとお世話になっている「楽〇カード」だったがこちらはまずどこに連絡していいかもわからずとにかく関わらずに済むようにという態勢をとられた。最終的な窓口まで辿り着いたもののカスタマーの人が全然話が通じなくて困った。ここは消費者センターの担当者の方が引き受けてくれて全部話をつけてくれた。

要はいろんな人に助けてもらえたってことだ。ほんとに感謝してる。マジ感謝。

最後の粘り強い交渉

決済代行企業からの注意を受け、返金には応じると言ってきたのだが、

  1. 現金振り込みの場合は手数料を差し引いた分を今すぐに入金できる。
  2. カード決済の場合はとても時間がかかる。

この2つの手段のいずれにするのかと問われた。

時間かかってもいいから決済の返金対応にしてくれといったら返信がなくなった。

数日経過後にどうなっているのか確認したら、手数料を差し引くことに同意を貰っていないといわれた。

んで、2の場合は手数料かからないんじゃないの?って聞いたら「取引成立時点で手数料がかかっているからそれは払ってもらわないと困る」と言われた。

あくまでクーリングオフではないとの主張。しかし、クーリングオフは契約がなかった状態に戻す「原状回復が原則」であり、こちらに手数料などの負担は一切発生しない。

それについて言及したが、また契約書の話をし始めたからもう埒が明かないと思った。

なので、これまでのすべての粗や矛盾を指摘し、クーリングオフが既に適用されている旨を記載して、これ以上個別のやり取りは不要と伝えてもう連絡は取らないという対応を取った。

そのあとは「消費者センター」と「決済代行企業」「カード会社」のみと連絡を取り、 大元の企業を攻めるのではなく外堀(決済ルート)を埋めて納得させた感じ。それで最終的には全額返金までもっていけた。相手が飛んだりしてたら終わってたし、警察沙汰や裁判になっていたらさらに時間とお金が溶けていたと思うとぞっとする。

まとめ

  1. 高額な商談をするときは必ず録音/録画すること。
  2. 事業者契約の特殊性を認識すること。事業者契約はクーリングオフが適用されない。
  3. 通信販売にはクーリングオフ制度が法的に機能しない。
  4. 電話勧誘取引(Zoomなども該当)はクーリングオフ対象になる。
  5. 困ったらすぐに第三者機関を頼ること。消費者センターは頼りになる。

注意していてもどうしても引っかかってしまうことはある。

それは挑戦しているからだ。

その時にどう動くか、で未来は変わる。

時間はかかったけどお金も返ってきたしとてもいい勉強になった。

あ、犯人は「Plus up 〇i」です。

\ 最新情報をチェック /